医療事故全国一斉電話相談(令和6年8月24日(土))のお知らせ
kentaro
弁護士平井健太郎のブログ
最高裁平成17年9月8日(医事法判例百選第3版、66頁)
医師が経膣分娩の方針を採用していたのに対し、様々なリスクの観点から夫婦から帝王切開術によって分娩したいとの希望があった中、経膣分娩を続行させ、重度の仮死状態で出生し、その約4時間後に死亡した事案
判旨
「帝王切開術を希望するXらの申出には医学的知見に照らし相応の理由があったということができるから・・(中略)・・、経膣分娩によるとの方針が相当であるとする理由について具体的に説明するとともに・・(中略)・・胎児の最新の状態を認識し、経膣分娩の場合の危険性を具体的に理解した上で、Yの下で経膣分娩を受け入れるか否かについて判断する機会を与える義務があったというべきである。」
「一般的な経膣分娩の危険性について一応の説明はしたものの・・」
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