kentaro
「食物アレルギーの最新ガイドラインと最新治療」(小児科診療2023年秋増刊号90頁~、診断と治療社)のメモ
- 食物アレルギー診療の原則は、「正しい診断に基づいた必要最小限の原因食物の除去」である。
- 「必要最小限の原因食物の除去」は・・「安全に食べられる範囲」を見極め、積極的に食べるよう指導が行われることを示している。
- 食物経口負荷試験(OFC)が保険適用をもち、日常診療として行われているのは世界的にも珍しく、日本の食物アレルギー診療の先進性を示しているといえる。
- 近年、わが国で木の実類の食物アレルギーが増加傾向にあり、2020年の食物アレルギーの全国調査では鶏卵、牛乳に次いで原因の第3位となった。
- 鶏卵やピーナッツアレルギーについても乳児期からの微量摂取による発症予防効果が報告され、注目を集めている。
- 「舌下免疫療法」は、スギやダニではすでに多くの患者で行われている。食物アレルギーでは、ピーナッツアレルギーに対する微量の舌下免疫療法による閾値の改善が報告されている。わが国においても鶏卵の舌下免疫療法の臨床研究が進行中である。
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大阪市で医療過誤事件(患者側)を中心に扱っています(全国対応)。
現在、訴訟8件を担当しています。